2007年12月アーカイブ
モバゲーが監視体制を大幅に強化するという記事。
-------
以下、CNETより引用
具体的にはまず、12月10日から「青少年への注意喚起を徹底」として、サイト上でのルールを、より分かりやすくする表示を強化した。
また、12月20日より18歳未満のミニメールを、ユーザの年齢前後2歳までの送受信のみに制限。13歳未満のユーザはミニメールの利用を禁止する。また、18歳未満の友達検索を、ユーザの年齢前後2歳までの友達検索のみに制限するとともに、「メールアドレス交換禁止の徹底」として、システム対応の強化を図る。
さらに、2008年春までの取り組みとして、サイトパトロールを300人体制に増員し、監視体制の強化を予定している。
-------
仲間内では、モバゲーユーザーの利用スタイルやサービス内容では、必ず事件が頻発して、勝手に自滅するんじゃないか、なんて勝手なうわさしていましたが、先日、実際に事件となり、それを受けての対応のようです。事後対応という点に、やはり危機管理上問題もありますが、あれほどの規模のサービスとしては、最低ラインではありますが、まずまずの対応スピードではないかと思います。
事後監視では、どこまでやっても「絶対」は無いというものの、企業として、そういう取り組みをしているというアピールにはなるでしょうね。それでも事件は今後も起こり続けるでしょうけれど。
とはいえ、そもそも、出会い系サイト規制法を正しく解釈すれば、男女を区別でき、インターネットを通じて何かしらの言葉を発信するツールを提供している時点で、18歳未満者の利用を禁じなければならない。つまり、その時点で、出会い系サイトとしてみなされるわけです。
-------
以下、出会い系サイト規制法第三章より引用
(児童でないことの確認)
-------
これを考えると、そもそも、年齢制限、送信先の年齢制限を行う以前に、男女の別や、それを区別した上での検索機能を制限する必要があるはずです。
私の運営しているコミュニティサービスも、比較的若年層が多いことから、プロフィールとして性別を持たせていなかったり、ニックネームにすら、「男女」というキーワードを利用できなくしていたり、もちろん、男女別の検索機能も用意していない。
当然、ユーザーは会話の中や、ニックネームの雰囲気で男女を見分けながらコミュニケーションを行っているわけなのだけれど、明示的に区別できる状態と、正しい利用の中で知るのとは、負の方向へ向かう確率も違うように思います。
とはいえ、個人情報の正確性維持という点についてどこまで配慮したとしても、インターネット上のサービスでは、「異性交際希望者が児童でないことを確認しなければならない」という部分が、100%担保できるわけではなく(少なくともリアルな書類確認なしには)、サービス提供側としては、あくまで「できる限りの配慮をしています」という企業姿勢を見せるにとどまってしまうのは、やむをえないことなのでしょう。
私も含め、18歳未満者へのサービス開放を検討しているmixiなども、他人事ではない事例です。
サービスリリースのニュースをyahoo!トピックスで知り、覗いたときにはすでに炎上していたのだけれど、やはり閉鎖したようです。
「レイヤー上でガス抜きをすることで、ブログ本体の炎上を一定数阻止できるのではないか」と書いてありますが、サービス上では「ボヤを大火事に」など、完全に炎上を煽るキャッチもありましたし、ガス抜きが目的なのであれば、「本体サイト移動率2%」は十分な数字であるとも思えるので、閉鎖する必要は無いわけです。
いうまでも無く、予想外に自身のサービスが叩かれ、炎上してしまったための閉鎖と取って良いと思うのですが、こういう意味のわからない言い訳を公にしてしまうと、会社自体の信頼も崩れると思うのですが、いかがなものでしょう。
サービス提供事業者、特にユーザーに依存する部分の大きいコミュニティサービスは、信頼こそが推進力なのですから、もっと真摯な姿勢で取り組まないといけませんね。
以下、閉鎖のお知らせ全文を転載。
*11月20日から11月22日に炎ジョイをご利用いただきました皆様へ*
みなさまこんにちは、スパイダーネットワークスです。まず、ご協力サイト様以外で、炎ジョイが存在することでサイトが登録され不快な思いをされたサイトオーナー様に深くお詫び申し上げます。また、炎上サイトとしての登録をご協力をいただきました各サイトオーナー様にお礼申し上げます。
先ほど各メディア様に発表いたしましたように、今回当社毒ラボにて、公開いたしました炎上ソーシャルブックマーク-炎ジョイについてご説明申し上げます。もともと当社で、左上にロゴにあります面白い記事や画像にレイヤー上でコメントを賛成・反対にわかれディスカッションする炎ジョイを開発しておりました。
その中で、こういったレイヤーを張ってその上から文字を書くことによって、現在、言われている炎上をブログなど本体に行かずに、レイヤー上でガス抜きをすることで、ブログ本体の炎上を一定数阻止できるのではないか、という意見がでました。といいますのも、現在行われている多くの炎上において、それに参加している多くのユーザーの方々は、多くのコメントがあるために、読んでいるうちに自分も書き込み、それが結果として、炎上という事態になっているのではないかと考えました。
そこで、当初予定していた炎ジョイのロゴ、説明文、アイコンなどを、炎上情報をブックマーク風にし、煽るようなサイトに急遽変更し、炎上に興味を持っているユーザー層の方々に炎ジョイを炎上していただけるようにしました。そして、レイヤー上でコメントを書かれたユーザーの方が、白兵戦のボタンを押して、そのご協力いただいたサイト様本体に行くかどうかのデータをクッキーにて集めさせていただきました。
ただ、反響の大きさから、一般サイトさまへの被害の拡大が大きくなるため、サイト機能の停止と全投稿データの削除を行わせていただきました。調査の結果としましてはコメントを書き込んだユーザーの方の2%が直接行かれ、残りの方は、行かないというデータになりました。また、炎ジョイに関しましては、当初予定しておりました、面白いニュースや画像で討論する目的の炎ジョイになります。
最後になりますが、当サイトにより、ご協力いただいたサイト様以外に飛び火し、大変なご迷惑をおかけましたことと、不愉快な思いをされたサイトオーナー様および、誤解を与えてしまいました多くのユーザー様に、社員一同心からお詫び申し上げます。
以下に、今回のレイヤーによって炎上に受動的に参加しているユーザーの方が、サイト本体に行く割合の実験データを発表させていただきます。
集計期間:11月21日午後4時から11月22日午前11
訪問ユーザー数:141,491人
ページ閲覧数:899,908ページビュー
サイトからの直帰率27.59%
コメントを書き込んだユニークユーザーの数:20,315人
コメント総数:85,323コメント
1ユーザーあたりの平均コメント投稿数:約4コメント
コメントを記入したユーザーの本体サイト移動率:約2%
わが社の事業は、簡単に言うと、コミュニティを他社に提供することなのだけれど、主に営業メンバーなどは、一つのコミュニティを構築するにあたって、サービス内容を一から考え、組み立てたり、構築後、細かなトラフィックを分析したり、ユーザーの動きを肌で感じたり、自分自身がユーザーとして利用したり、といったことを経験していないケースが多い。
そういう部分で、客先での話に説得力がないのではと思い、そういったテーマとした次第です。
主な内容としては、コミュニティがユーザーに提供する「サービス」の設定から、それに基づくサイトの「構成要素」の洗い出し、構成要素から「機能」への落としこみといった、サイト設計手法や、企画、運営に当たってのポリシーの設定、構築後の担当者としてのサービスへの姿勢といったところが大きな流れです。
これについては、また後日、記事としてまとめておこうと思います。
なお、本日から、当サイトをHTMLからブログに以降しました。雑記なども、こちらに掲載していきます。
今後ともよろしくお願いします。
